フランスの画家、マルク・シャガール(Marc Chagall)
は色彩について、とても興味深い言葉を残しています。
それは . . .
「カラーサークル(色相環)上の隣人は友達。反対側は恋人。」
と言うものです。
つまり . . .友達は類似色(似たもの同士)だと言うこと。
日本のことわざでも
「類は友を呼ぶ」と言いますよね。
そして
恋人は、似ていないもの同士(補色)だと言うこと。
補色を分かりやすく説明すると
イエローとヴァイオレットのような関係で
まったく違うムードを持っている色のことです。
ところでこの恋人の色、2色だけを使って
美しい配色を作りたい時には
注意して欲しいことがあります。
相反するエネルギーを持っている色なので
両方の色が活きるように工夫をすることです。
多くのカラーコーディネーターは
トーン(明度と彩度)
を調整して寄り添う配色を完成させます。
もしあなたがシャガールの言葉のように
補色の恋人を探すとしたら . . .
相手のカラーの長所と短所の両方を認め受け入れること。
さらには相手の不足分を補いあう努力を惜しまないこと。
この2点ができたなら、最高の恋人(配色)
になれるはずです。
色彩教育研究所
イーカラー
代表 志田悦子
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